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第二十一話 虚舟

last update تاريخ النشر: 2025-07-25 05:32:31

第二十一話    虚舟《うつろぶね》

梅乃は、気になっていた三人組の男性の近くまで距離を縮める。

そして、気づかれないように地面に、お絵描きをしながら近寄っていった。

そして声が聞こえる場所までくると、絵を描きながら聞き耳を立てていると

(あの人、見た事あるな……) 梅乃は、“ある人 ”が気になっていた。

そこに見えたのは、男性がお金を渡している姿だった。

(あら……見ちゃった~) 梅乃は気まずさから、絵を描きながら男たちから離れていった。

そして、梅乃が三原屋に戻り

「ねぇ、お婆……私、見ちゃった」 梅乃は采に、先程の事を話すと

「お前、大変なものを見ちまったね……誰にも言うんじゃないよ」

采が釘を刺す。

夜中、酒宴の最中に梅乃は寝る時間になり、大部屋で横になっていたが

(なんか落ち着かないな……) 昼間の事もあり、落ち着かない梅乃は三時くらいに小用で起きた。

(お漏らししたら、お婆に外に吊るされちゃう……) そうして用を足した後、梅乃は妓楼の屋根に上った。

「星が綺麗だな……」 そう言って、先日に習った舞踏《ぶとう》の真似事をしていた。

その時である

「あれ? 大きなお茶碗?」 
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